②　後遺障害による損害の自賠責保険金等の支払についての改正
※あくまで、自賠責保険金の計算方法の変更です。この点は、多くの交通事故事案の解決にあたっては、そこまで影響がないように思います（当然ながら、事案によります。）。というのは、自賠責保険金の範囲をこえる損害が生じる場合が多いと考えられるからです。
 
自動車損害賠償保障法施行令（昭和３０年政令第２８６号）別表第１の場合
【現行】→【令和２年４月１日以降に発生する事故】
第１級：１６００万円→１６５０万円
（被扶養者がいるときは、１８００万円→１８５０万円）
第２級：１１６３万円→１２０３万円
（被扶養者がいるときは、１３３３万円→１３７３万円）
 
自動車損害賠償保障法施行令別表第２の場合
【現行】→【令和２年４月１日以降に発生する事故】
第１級：１１００万円→１１５０万円
（被扶養者がいるときは、１３００万円→１３５０万円）
第２級：９５８万円→９９８万円
（被扶養者がいるときは、１１２８万円→１１６８万円）
第３級：８２９万円→８６１万円
（被扶養者がいるときは、９７３万円→１００５万円）
第４級：７１２万円→７３７万円
第５級：５９９万円→６１８万円
第６級：４９８万円→５１２万円
第７級：４０９万円→４１９万円
第８級：３２４万円→３３１万円
第９級：２４５万円→２４９万円
第10級：１８７万円→１９０万円
第11級：１３５万円→１３６万円
第12級：９３万円→９４万円
第13級：５７万円　※変更なし
第14級：３２万円　※変更なし
 
 
※　詳細は、金融庁の下記ホームページに記載されています。
https://www.fsa.go.jp/news/r1/hoken/20191212.html