交通事故の損害賠償にあたり重要なこと①「後遺障害等級」
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交通事故の損害賠償では、事故による損害のうち相当と考えられるもの(相当因果関係がある損害)が賠償対象となります。
実務的には、交通事故の事件数は膨大であり裁判例が集積していますので、賠償額算定のための費目が、ある程度、定型的に決まっています。
このうち大きなウエートを占めるのが、
「逸失利益」と「後遺障害慰謝料」
の費目です。
1億円などといった高額の賠償額となる事故の場合、これらの費目がかなりのウエートを占めているはずです。
「逸失利益」や「後遺障害慰謝料」の計算では、事故後に残ってしまった後遺障害が、いかなる等級で評価されるかが出発点になります。
そこで、実務的には、後遺障害等級認定が非常に重要となるわけです。
お身体のことは、実際に目でみて確認させて頂いたり、場合により主治医に医師面談してご説明をお願いしたりしないと、よく分からないことも多いので、「高次脳機能障害や骨折された場合など、後遺障害が残ってしまいそうな事故の場合」は、対面して相談できる、身近なところにある弁護士事務所にご相談されることが望ましいと考えております。