事例961
交通事故示談★物損・熊本県玉名郡在住・70代女性からのご依頼につき、過失割合「当方:相手方=30:70」→弁護士交渉で「当方:相手方=20:80」に変更して示談解決
依頼者:70代女性、熊本県玉名郡在住
《弁護士相談のきっかけ》
自動車どうしの物損事故です。
相手方保険会社の提示する過失割合(当方30%)に納得がいかず、長期間、未解決のまま放置されておられました。
弁護士費用特約がありましたので、特約を利用して、納得のいく解決ができないか、とご相談を頂きました。
《弁護士のご提案》
ご本人様のご主張からすると、「当方過失0%が妥当」と判断されました。
しかし、
「証拠関係が揃っていないと、ご本人様の主張どおりの結果は困難」と判断されました。
そこで、未取得の「警察の刑事関係資料」を取得して、
・ご本人様の主張が立証できそうであれば、(実際に裁判をするかは別として)裁判になることも視野に入れた強い姿勢で交渉し、
・ご本人様の主張に沿った刑事関係資料が作成されていなければ、不本意ではありますが、妥協して解決してしまわざるを得ないと思う旨、お勧めしました。
《弁護士による解決》
弁護士受任後、
当初の打ち合わせどおり、弁護士会照会により、警察が作成している刑事関係資料を取得しましたが、
残念ながら、ご本人様の主張は、全く反映されていませんでした。
そのため、強気に交渉ないし裁判をすることはできませんでしたが、
弁護士にて粘り強く交渉し、過失割合を、
相手方保険会社主張の「当方:相手方=30:70」→「当方:相手方=20:80」として、示談解決となりました。
《弁護士費用のご負担のない事故解決》
本件交通事故は、損害額自体は、さほど大きなものではありませんでしたので、弁護士費用をお手出しして弁護士依頼されることはお勧めできないと考えられました。
しかし、本件交通事故においては、弁護士依頼費用の全額が、弁護士費用特約でまかなうことができましたので、ご本人様の弁護士費用のご負担なく、示談解決することができました。