事例284
2017/01/20
被害者:20代男性、熊本市西区在住
後遺障害等級:併合14級(神経症状14級9号×2か所)
事故態様:車vsバイク(当方がバイク)
過失割合:保険会社主張10%→弁護士交渉により0%
《弁護士による解決① 後遺障害等級の獲得》
病院への通院治療中に弁護士にご相談いただき、そのままご依頼された事案です。
治療中から、タクシー利用など、ご本人様をサポートさせていただきました。
治療終了後、主治医から後遺障害診断書を取り付け、弁護士にて、意見書や添付資料を添えて、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級認定を申請しました。
その結果、自賠責保険から併合14級(神経症状14級9号×2か所)の後遺障害等級の認定を受けることができました。
この時点で、自賠責保険から、後遺障害分の自賠責保険金として75万円を先行回収しました。
この75万円は「通常の示談では、相手方の任意保険会社からの示談金に含まれる」ことが一般です。
《弁護士による解決② 保険会社との示談交渉》
獲得した後遺障害等級併合14級を前提に、ご本人様を代理して、弁護士にて、相手方の任意保険会社と示談金額の交渉をしました。
事故当時、無職であったなど不利な事情がありましたが、訴訟も辞さない強い姿勢で交渉した結果、
・タクシー代など治療関係費:約65万円
・休業損害:約185万円
をはじめ、合計約790万円の損害額認定を獲得しました。
相手方の任意保険会社は、当方の過失が10%あると主張しましたが、交渉の結果、当方の過失は0%となりました。
保険会社の既払い金・自賠責保険から先行回収した75万円を除く新たな回収額は、約415万円です。
弁護士費用特約をご利用され、ご本人様の弁護士費用負担はない形で、無事、解決ができました。
《弁護士のコメント》
交通事故に遭われた当時、ご本人様は無職でしたが、交渉の結果、休業損害を獲得することができました。
また、ご依頼前にご本人様にて解決された物損では、過失割合10%をとられていましたが、交渉の結果、弁護士が受任した人損では過失割合0%となりました。
その他、後遺障害等級獲得など、本件では、かなり、ご本人様のお役に立てたのではないかと思っております。
後日、ご本人様から、「依頼して良かった。知人にも交通事故に遭ったら当事務所に相談するように勧めたい。」旨のお電話をいただき、たいへん嬉しく、また励みに思いました。