事例897
交通事故後遺症★熊本県嘉島町・むち打ち症の女性につき、後遺障害等級「併合14級」の認定取得
依頼者:女性、熊本県嘉島町在住
事故態様:熊本県内における信号待ち停車中の後方からの追突事故(自動車vs自動車)
症状固定時の残存症状:①頭痛、吐き気、頚部の疼痛など、②腰部痛、下肢の痺れなど
《本件交通事故の特殊性~加害者側保険会社による治療費支払の打ち切り》
加害者側の保険会社が、ご本人様の通院治療中に、治療費の支払を打ち切った事案です(一括解除と言います。)。
ご本人様は、症状が残っており、その後も自費で通院継続をされておられました。
昨今、保険会社による治療費支払の打ち切りのケースを多々みかけます。
治療費の支払を打ち切られることを、ご心配される被害者様は多いと思いますが、
あくまで加害者側の代理人に過ぎない、加害者側の保険会社が、もう治療は十分だ、と主張しているに過ぎません。
必要以上に、保険会社による治療費支払の打ち切りを恐れる必要はないと考えます。
この点は、当ホームページ・交通事故解決ガイドの記事、
「交通事故後、こんなときどうなる⑥~保険会社による治療費打ち切り」
https://www.5225bengoshi.com/guide/detail/masterid/68?start=10
をご覧頂ければと思います。
《弁護士による自賠責被害者請求→後遺障害等級併合14級の認定取得》
当方で妥当と考える症状固定時期を待ち、主治医から後遺障害診断書を取得しました。
その上で、弁護士が、自賠責保険に対して、被害者請求により、後遺障害等級の認定を申請しました。
弁護士による申請の結果、
①頭痛、吐き気、頚部の疼痛などの症状について、後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」
②腰部痛、下肢の痺れなどの症状について、後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」
の、合計2か所の後遺障害等級が認定されました。
①②をあわせて、「併合14級」の後遺障害等級認定となります。