事例883
交通事故示談★熊本市東区・40代女性・保険会社に治療打切りされた事案につき、自費での通院分の治療費・慰謝料も含め「合計約90万円を回収」して示談解決
被害者:40代女性、熊本市東区在住
交通事故の態様:熊本市内で発生した追突事故(車vs車)
傷病内容:頚椎捻挫・腰椎捻挫など(むち打ち症)
後遺障害:なし
《本件事故の特色~保険会社の治療打ち切りへの対応》
加害者側の保険会社に、事故から4か月強経過した時点で、治療を打ち切られた事案です。
ご本人様のお気持ちは、治療打ち切りは「納得できない」というものでした。
そこで、自費で治療を継続され、
①自費での治療分も含めて、自賠責保険に被害者請求を行い、
更に、
②自賠責保険金ではまかないきれない損害について、加害者側保険会社に改めて請求する、
という戦略で臨む方針を立てました。
《弁護士の活動①~自賠責保険への被害者請求》
自費での通院分についても、自賠責書式の診断書等の必要書類を揃え、
自賠責保険に被害者請求を行いました。
弁護士による請求の結果、
「自費での通院部分も含めて」自賠責保険金として「約60万円」が回収できました。
《弁護士の活動②~加害者側保険会社への追加請求》
通常の流れでは、加害者側保険会社と示談した後、加害者側保険会社が自賠責保険に求償できる金額を求償します。
本件事故では、当方が主体的に動き、自賠責保険から回収できる金額を回収しましたので、
それでもなお不足する、「当方が主張する損害賠償額-自賠責保険からの回収額-加害者側保険会社の既払い金」
を、弁護士が加害者側保険会社に追加請求しました。
加害者側保険会社は、当初は、「治療打ち切りまでの治療に対する賠償しか応じない」姿勢でしたが、
弁護士交渉の結果、最終的には、「自費通院分も含めた治療期間全部を対象期間として」治療費や慰謝料などの算定を行う形で、示談解決することになりました。
加害者側保険会社の追加支払は「約30万円」となります。
自賠責保険からの回収分とあわせて、弁護士にて「約90万円」を回収したことになります。
(主婦休損が発生しない事案でしたが、主婦休損が発生する主婦の方であれば、更に高額の回収ができた可能性が高いと思われます。)
ご本人様からは、最終面談時に、珈琲とお菓子を頂戴しました。
弁護士の活動内容にご満足頂けたものと、弁護士及び所員一同、大変、嬉しく思いました。