事例875
交通事故示談★物損・加害者が逃走してしまった事故につき、最終的に、合計90万円以上の賠償を得て解決
被害者:30代女性、熊本市南区在住
交通事故の概要:熊本市内でバイク運転中に、後方から自動車に追突された交通事故。
本件の特殊性:加害者は逃走、見つかった後も、任意保険が使用できないとの申立て。
《弁護士へご相談された経緯》
交通事故を起こしておきながら逃走した加害者はみつかりましたが、
今度は、「任意保険が使えない。」と言い出した、とのことでした。
このままでは、賠償を受けられないのではないかと、ご心配され、いなば法律事務所にご相談を頂きました。
《稲葉弁護士の解決》
加害者に連絡がつきましたので、加害者に、いなば法律事務所に来て頂きました。
弁護士にて、加害者本人から事情を聴取したところ、
「保険代理店から、任意保険を使用できないと言われた。」とのご説明でした。
しかし、本件の事実関係のもとでは、任意保険の利用はできる、と考えられました。
そこで、
稲葉弁護士が、その場で、加害者が加入されている保険会社に電話をかけ、事情を説明の上、任意保険の利用を求めました。
もろもろの経過はありましたが、任意保険会社にはきちんと対応して頂きました。
また、
車両時価額<修理代相当額でしたので(この場合、現在の裁判所の考え方では、車両時価額までの賠償となってしまいます。)、
このままでは40万円程度しか賠償を受けられず、修理する場合には、多額の不足分が生じるものと考えられました。
この不足分については、
幸いにも、加害者が、対物全損時の、修理差額費用を補填する特約に加入していたので、
特約を使用して頂く形で対応しました。
最終的には、
・車両修理代+代車代+レッカー代の合計額として、90万円強
を支払って頂く形で、示談解決ができました。