【事案の概要】
被害者：大学生
治療状況：整形外科への通院実日数約１５日
 
 
【本件のポイント】
賠償額が少額であり、当事務所としても、被害者様のメリット（弁護士依頼を頂くことはありがたいですが、やはり、弁護士費用以上に、弁護士依頼のメリットがあることを期待されておられることが通常と思います。）を考えると、弁護士費用特約の適用がない場合には、弁護士依頼を積極的にお勧めはしにくい事案でした。
（例えば、主婦の方で半年程度の通院期間がある場合には、むち打ち症で後遺障害がなく、かつ、弁護士費用特約の適用がなくても、弁護士依頼のメリットがある場合が多いです。）
 
しかし、本件交通事故の場合、「弁護士費用特約から弁護士費用が全額まかなえました」。
そのため、「少しでも示談金を増額できればご本人様のメリットがある」と考えられ、弁護士へ示談交渉のご依頼を頂きました。
 
 
【弁護士交渉～示談金を「約１５万円」→「約４５万円」に増額して示談解決】
※　いずれも既払い金控除後のお手取り金額です。
ご依頼を頂いた後、弁護士にて、裁判例などに基づき、適切と考えられる賠償額を再計算し、それをもとに、相手方保険会社と交渉しました。
 
率直に言って、訴訟になった場合には、当方不利な事情もありましたが、
弁護士交渉により、示談金を増額しての示談解決ができました。
 
弁護士としては、訴訟になった場合と比較しても、遜色のない内容での示談金額と考えております。
 
 
【示談金増額にあたっての弁護士費用のご負担なし】
本件弁護士依頼は、弁護士費用特約から費用を全額まかなう形でのご依頼でした。
そのため、ご依頼を頂くにあたってのご本人様の費用負担はございませんでした。