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交通事故訴訟★熊本県荒尾市・70代女性・示談段階での保険会社提示額「約660万円」→訴訟上の和解により「合計約1100万円」を回収して解決

2020/12/28

  • 上肢
  • 下肢
  • 11級
  • 12級
被害者:70代女性、熊本県荒尾市在住
傷病名:上腕骨近位端骨折、骨盤骨折等
後遺障害等級:併合11級
(後遺障害等級の内訳:肩関節の機能障害につき12級6号、股関節の機能障害につき12級7号)
過失割合:当方15%
 
 
《弁護士の活動①~後遺障害等級認定におけるサポート→併合11級の認定取得》
交通事故に遭われた後、1か月程度が経過した時期に、法律相談を頂きました。
弁護士にて、ご依頼をお受けし、治療中からご本人様をサポートさせて頂きました。
 
治療終了時期を待って、主治医から後遺障害診断書を入手の上で、後遺障害等級認定申請を行い、
・肩関節の機能障害につき12級6号「1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」
・股関節の機能障害につき12級7号「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」
の認定を得ることができました。
 
 
《弁護士の活動②~熊本地方裁判所への訴訟提起と訴訟上での和解による事故解決》
後遺障害等級認定の結果を受けて、相手方保険会社との賠償交渉に移りました。
 
この点、ご本人様の年齢が高いこともあり、賠償額はそこまで高額にはなりませんでしたが、それでも、相手方保険会社が主張する、既払い金控除後で「約660万円」という金額は、「弁護士として示談解決をお勧めできる金額ではない」と判断されました。
 
「相手方保険会社との示談交渉を継続すれば多少の増額はできるもの」とは思われましたが、
「訴訟提起の上で裁判所から賠償金額を示してもらったほうが、より高額の解決ができる」と判断されましたので、
ご本人様やご家族様と協議の上で、熊本地方裁判所(支部を含む。)に訴訟提起を行い、訴訟の中で適切な賠償金額の算定を求める方針としました。

訴訟提起後は、裁判手続の中で、賠償額増額に繋がる資料を証拠提出する等の弁護活動を行いました。
 
その結果、
熊本地方裁判所から、保険会社が既に支払った既払い金を除き「約1100万円」という数字が示されました。
当事者双方が、裁判所の和解案を受け入れましたので、上記金額で、訴訟上の和解により交通事故の民事解決となりました。
 
 
《弁護士費用特約により弁護士費用の全額がまかなえました》
本件交通事故には、弁護士費用特約が適用できました。
弁護士費用は、その全額が特約からまかなえましたので、ご本人様の費用負担のない、交通事故の民事解決ができました。

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