事例829
交通事故示談★熊本市内の男性・保険会社提示「約120万円」→「約340万円」に増額して解決
被害者:熊本市内在住の男性
過失割合:当方0%
弁護士受任時:後遺障害非該当、約120万円での示談提示あり
弁護士受任後:後遺障害等級14級9号、自賠責保険から約130万円、任意保険から約210万円の合計約340万円を回収
※ いずれも既払い金を控除した後の支払金額です。
《弁護士の活動①:異議申立による等級取得と自賠責保険からの回収》
ご依頼をお受けした後、弁護士にて、自賠責保険へ被害者請求(実質的な異議申立)を行いました。
この際には、傷害分も含めて、自賠責保険から先行払を受けられるめいっぱいの金額の回収を図りました。
異議申立の結果、
弁護士の見立てどおり、後遺障害については、
「非該当」→「14級9号『局部に神経症状を残すもの』」
へ認定変更がなされました。
また、自賠責保険から、傷害分と後遺障害分として、約130万円の金額を先行回収することができました。
この約130万円は、通常の保険会社との示談では、最終示談時の支払額に含まれることが一般ですが、本件交通事故では、この時点で先行して回収しております。
《弁護士の活動②:保険会社側弁護士との示談交渉→約210万円での示談解決》
本件交通事故では、弁護士受任時に、既に、相手方に保険会社側の弁護士が選任されていました。
自賠責保険から先行回収した後、稲葉弁護士が保険会社側弁護士と示談金額の交渉を行いました。
金額交渉の結果、
既払い金を除き約210万円(先行回収した自賠責保険金約130万円とあわせて約340万円)を支払う内容で、示談解決となりました。
男性の方でしたが家事従事者としての損害(主婦休損):約65万円
傷害慰謝料(通院慰謝料):約85万円(むち打ちの場合の裁判基準満額)
後遺障害逸失利益:約65万円
後遺障害慰謝料:110万円(裁判基準満額)
などの合計385万円の損害額に更に約20万円を調整加算し、
そこから、保険会社の既払い金約65万円と、稲葉弁護士が自賠責保険から先行回収した約130万円を控除した金額が約210万円となります。
《弁護士費用について》
本件は、弁護士費用特約の適用がない交通事故でした。
しかし、弁護士依頼で「約220万円の増額」ができましたので、弁護士費用を勘案しても、十分にご本人様のメリットがあったもの、と考えております。