事例828
交通事故訴訟★熊本県合志市内のダンプカーの事故・車両時価額や休車損害等の物損について「約400万円の賠償を受ける」形で、裁判上の和解解決
ご依頼者(車両所有者):熊本県内在住
案件の概要:仕事で使用するダンプカーが、他の車同士の事故に巻き込まれ、損傷してしまった交通事故
過失割合:当方0%
主な争点:①当方車両が年式の古いダンプカーであるところ、車両時価額をどのように考えるべきか、また、②ダンプカーが仕事で使えなくなったことによる損害(休車損害)をどのように算定すべきか。
《示談段階における保険会社提示》
既に、他の法律事務所にご依頼されておられましたが、
知人から、いなば法律事務所をご紹介され、改めて、いなば法律事務所に弁護士依頼をされました。
相手方にも弁護士がつき、相手方(保険会社側)弁護士は、
①古いダンプカーなので時価額は約110万円程度
②資料があれば別だが、現時点では休車損害は認定できない
と主張してきました。
ご依頼者様のお考えとの乖離が大きく、裁判所に訴訟提起の上、裁判上で出来る限りの証拠を提出し、裁判官に適正な賠償額を算定して頂くのが、適切と判断されました。
《熊本地方裁判所への訴訟提起→訴訟上での和解解決》
そこで、熊本地方裁判所に訴訟提起を行いました。
裁判上では、
①については、
弁護士が参考車両の時価額を調査して証拠提出したり、ご依頼者様が部品の入替えなどをして丁寧に車両価値を維持していたことが分かる証拠を提出する等の主張立証活動、
②については、
弁護士がご依頼者様の取引先に文書照会を行って回答書を証拠提出したり、所得関係の資料を証拠提出する等の主張立証活動、
を行いました。
その結果、裁判所の勧告に基づき、
①車両時価額を「約200万円」
②休車損害を「約165万円」
その他、車両保管費用や新しいダンプカーの買替諸費用など、
合計「約400万円」を賠償していただく形で、訴訟上での和解解決となりました。
上記約400万円のほかに、車両スクラップ代が「約45万円」、ご依頼者様の手元に入っております。
《弁護士費用のご負担のない事故解決》
本件事故は、弁護士費用特約がご利用になれる交通事故でした。
弁護士費用の全額が、特約でまかなえましたので、ご依頼者様の費用負担なく、交通事故の解決ができました。
(示談交渉段階から賠償金額もあがっておりますので、仮に、弁護士費用特約がなくても、弁護士依頼のメリットはあった案件とは思います。)