事例800
交通事故示談★熊本市西区・「急性硬膜外血腫、腰椎破裂骨折など」で後遺障害等級併合8級の60代女性につき「約2845万円」を回収して事故解決
2020/09/15
- 頭部・脳
- 顔・外貌
- 腰
- 高次脳機能障害
- 1~8級
- 9級
- 10級
- 主婦休損
被害者:60代女性、熊本市西区在住
交通事故の態様:熊本県内で、同乗していた自動車と他の自動車との出合い頭衝突事故
傷病内容:急性硬膜外血腫、複視、腰椎破裂骨折など
後遺障害等級:併合8級
《弁護士の活動①~後遺障害等級併合8級の認定取得》
交通事故の入院治療中に、法律相談の申し込みをお受けしました。
そこで、弁護士が、入院中の熊本市内の病院で、出張法律相談を行いました。
治療中からの弁護士受任でしたので、治療中から、ご本人様をサポートをさせて頂きました。
治療終了を待って、複数の医師から、後遺障害診断書を取得したり、必要な各種検査を行って頂く、という活動を行いました。
この際には、弁護士が、医師と面談をして、事情を説明した上で診断書作成を依頼するなどしました。
医師からは、この検査は、自分がこの病院に来てからしたことがない、などとの話も頂きましたが、後遺障害等級認定を適切に受けるためには必要であることを、きちんと説明し、ご理解を頂きました。
これらの活動を経て、自賠責保険に、弁護士が代理人として、後遺障害等級認定申請を行いました。
申請の結果、
後遺障害等級併合8級の認定を受けることが出来ました。
(9級10号「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」、10級2号「正面を見た場合に複視の症状を残すもの」ほか)
この時点で、自賠責保険から、後遺障害分として、819万円を先行して回収しております。
上記819万円は、通常の保険会社との示談では、最終示談金に含まれることが一般的ですが、本件では、この時点で、弁護士が先行回収しました。
《弁護士の活動②~示談交渉→最終解決》
相手方保険会社は、本件事故解決を、人身傷害保険を使用する形で解決しようとしてきました。
人身傷害保険の適用となると、本件の場合、より低額の保険金額での事件終了となると考えられました。
そこで、弁護士にて、対人保険を適用すべきことを主張し、保険会社も嫌々ながらも、対人保険での対応を了承しました。
対人保険が適用されることを前提として、弁護士が、保険会社との間で示談金額の交渉を行いました。
相手方保険会社は、示談交渉において、既に保険会社が支払った金額や先行して弁護士が回収した「819万円」のほかに、「新たに約1710万円を支払う」形での解決を主張してきましたが、
最終的には、保険会社が「新たに約2025万円を支払う」形での示談解決となりました。
例えば、
・家事従事者としての休業損害(主婦休損)は「約200万円」
・後遺障害逸失利益は「約1445万円」
といった認定額となっています。
弁護士が関与して回収した金額は、「合計約2845万円」となります。