事例703
交通事故示談★熊本市北区・50代女性・後遺障害等級併合14級につき、約450万円の損害額認定を得て示談解決
被害者:50代女性、熊本市北区在住
交通事故の態様:熊本市内における車vs車の出合い頭衝突事故
過失割合:当方10%
傷病名:頚椎捻挫・腰椎捻挫ほか(むち打ち症)
後遺障害等級:併合14級(14級9号「局部に神経症状を残すもの」×2部位)
《弁護士依頼の経緯》
熊本市で、交通事故に詳しい弁護士をお探しになったとのことで、いなば法律事務所にご相談を頂きました。
交通事故発生からさほど経過していない時期に、一度、法律相談を頂きました。
その際は相談のみで終了しましたが、治療終了が間もない時期になって、改めて法律相談の上、弁護士依頼を頂きました。
《弁護士の活動①~後遺障害等級併合14級の認定取得》
主治医(整形外科医)から後遺障害診断書の発行を受け、後遺障害等級認定申請をしました。
申請の結果、
後遺障害等級「併合14級」
(頚部の神経症状に14級9号、腰部の神経症状に14級9号の2部位)
の認定を受けることができました。
《弁護士の活動②~示談金の交渉→示談解決》
ご本人様に認定された後遺障害等級併合14級を前提として、弁護士が、相手方保険会社との間で、示談金の交渉を開始しました。
相手方保険会社は、様々な理由を挙げて、示談金の減額を主張してきましたが(例えば、後遺障害といっても神経症状なので3年くらいで影響はなくなるはずだ、など)、
熊本地方裁判所への訴訟提起や、福岡市所在の交通事故紛争処理センターへのあっせん申立の可能性も踏まえた強い姿勢で交渉した結果、
主婦としての休業損害として約80万円など、
・合計約450万円の損害額
が認定される形で、示談での事故解決となりました。
当方過失10%に対応する金額や相手方保険会社が既に支払った金額を除いた、最終回収額は「約325万円」です。
示談交渉は難航しましたが、本件交通事故については、最終的に、弁護士の目からみて、妥当な金額での示談ができたものと考えております。
ご本人様からは、最終面談時に、お菓子を頂きました。
ご満足頂く結果が出せたものと、弁護士及び所員一同、大変うれしく思いました。
《弁護士のコメント》
近時、時間を追うに従い、保険会社の支払姿勢はますます厳しくなっているものと思います。
裁判所も、以前ほど、交通事故の被害者に好意的ではないように感じます。
(裁判所の姿勢は、例えば、かつて、過払い訴訟の場合にも、同じような変化が見受けられました。)
そのため、交通事故に取り組む弁護士には、最新の裁判傾向を把握し、事案ごとの特性を踏まえた、よりきめ細かな検討が求められているものと考えております。
《弁護士費用のご負担のない解決》
本件交通事故には、弁護士費用特約の適用がありました。
特約から、弁護士費用の全額をまかなうことができましたので、ご本人様の弁護士費用負担なく、交通事故の解決ができました。
※ 弁護士費用特約は、特約加入時(保険契約を結ばれた際)には、十分な説明がなされていないのが実情と思われますが、実際には、特約加入時期や特約締結先の保険会社、更には担当者によって、内容や運用に違いがあります。
この点についても、いなば法律事務所にご相談頂いた際に、詳しくご説明することが可能です。