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交通事故示談★熊本市東区・50代男性・保険会社提示「約65万円」→弁護士依頼後「約420万円」を回収して解決(既払い金を除く金額です。)

2019/07/16

  • 頚部
  • 14級
被害者:50代男性、熊本市東区在住
交通事故の概要:熊本県内で同乗していた車が追突された交通事故
受傷内容:頚部捻挫・腰部捻挫(むち打ち症)
 
 
《相手方保険会社の示談提示~弁護士相談とご依頼》
保険会社から、
「既払い金を除き、約65万円」での示談解決を提示されていた交通事故です。
「後遺障害等級はない」ことが前提でした。
 
一緒に事故に遭った方の示談提示額と比べて、損害項目ごとの金額相互間で説明がつかないことがあり、おかしいと思って、看板をみる等してご存じだった、いなば法律事務所に法律相談を頂きました。
 
さっそく、弁護士にて、保険会社の示談提示内容を検討させて頂いたところ、
提案額は、保険会社が「自賠責保険から回収が見込める金額」にあわせて作成されており、そのため、被害者様相互間で説明がつかない状態になっている、と考えられました。
 
もっとも、全体として低い提示額でしたし、
実際に、弁護士依頼後の回収額は保険会社提示額よりも大幅に増えていますので、
結果的には、保険会社の示談提示額がおかしなことが、示談提示額の低さに気付くきっかけになったという意味で、幸いだったとも言えます。
 
 
《弁護士の活動①~後遺障害等級認定の取得》
保険会社からは、後遺障害はない前提での話をされていましたが、弁護士にて検討させて頂いたところ、後遺障害等級が認定される余地があり得ると考えられました。
 
そこで、通院先の整形外科から、後遺障害診断書を取り付けた上、
弁護士にて、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級認定申請を行いました。
残念ながら、通院先の整形外科が作成した後遺障害診断書は、粗雑な部分が目立ち、内容が薄いものでした。
そのため、このままでは後遺障害等級認定がされる可能性は低いのではないか、と思われ、添付資料を充実させることで、この点を補強しました。
 
結果として、自賠責保険から、
後遺障害等級併合14級(14級9号「局部に神経症状を残すもの」×2か所)の認定を受けることができ、
この時点で、先行して後遺障害保険金(自賠責分)「75万円」を先行回収しました。
 
上記75万円は、保険会社との示談では、最終の示談金に含まれていることが一般的ですが、本件交通事故では、この時点で先行して「75万円」を回収しております。
 
 
《弁護士の活動②~示談交渉→あっせん解決》
後遺障害等級認定を受けた後、後遺障害がある前提で相手方保険会社との交渉を再開しましたが、1か月以上もかけた上で、相手方保険会社の回答額は、
「既払い金や先行回収の75万円を除き、約160万円」
という、弁護士の目から見て、全く話にならないような金額でした。
 
このまま、保険会社との交渉を継続しても、実益がないと判断されましたので、ご依頼者様と協議の上、
交通事故紛争処理センター(福岡)にあっせん申立てを行う
ことにしました。
 
あっせん申立では、センター嘱託弁護士から、
「総損害額を約485万円」と認定し、上記「75万円」や保険会社の既払い金を控除した「約345万円の支払」を新たに受ける、という内容のあっせん案が提示されました。
 
基本的に裁判基準にのっとった金額であり、また、整骨院治療がそれなりにあった点を考えると、弁護士の目からみて、あっせん案に応じるべきである、と判断されました。
 
そこで、あっせん案どおり、
弁護士にて先行回収した自賠責保険金75万円や保険会社の既払い金を除いて、新たに「約345万円」を支払って頂く内容で、示談解決となりました。
弁護士依頼後に、回収した金額は、「合計約420万円(=先行回収75万円+あっせんでの回収約345万円)」となります。
 
 
《弁護士費用の負担ない解決ができました》
本件交通事故は、弁護士費用特約が利用できました。
弁護士費用は、その全額を特約からまかなう形となり、ご依頼者様の弁護士費用のご負担なく、交通事故の解決に至ることができました。
 

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