事例620
交通事故訴訟★熊本県菊陽町在住の男性につき、保険会社段階「当方過失50%」→弁護士依頼後「当方過失10%」として解決
ご依頼者:熊本県菊陽町在住の男性
交通事故の態様:熊本県内において右折しようとしたところ、追越車と衝突した交通事故(車vs車)。
《弁護士依頼前の状況~弁護士相談の経緯》
物損については、双方の保険会社間での示談交渉がなされました。
その結果、
過失割合について、「当方:相手方=50:50」で示談解決されていました。
その後、人損の示談をされるにあたり、弁護士費用特約をご利用の上、インターネット検索でお知りになった、いなば法律事務所の弁護士に法律相談をされました。
弁護士にて、交通事故の具体的状況を伺ったところ、物損の過失割合は、あり得ない過失割合と考えられました。
《弁護士依頼後の解決~熊本簡易裁判所への訴訟提起》
法律相談後、弁護士費用特約を利用して、弁護士依頼をされました。
弁護士にて、刑事記録を取得し、内容を検討した上で、正当な過失割合での解決を求めて、熊本簡易裁判所に訴訟提起しました。
訴訟においては、相手方も弁護士を選任し、
物損の過失割合が、当方:相手方=50:50で解決済みだから、人損でも、50:50であるとか、
そうでなくても、当方にも30~40%の過失があるなどと主張してきました。
事故態様について、物証に基づき、詳細に主張立証するなどした結果、
熊本簡易裁判所から、「当方の過失を10%」とする判決がなされました。
《弁護士費用の負担なし》
弁護士費用は、弁護士費用特約からまかないましたので、ご依頼者様の費用負担はなく、交通事故の解決ができました。
《弁護士のコメント》
物損について、「当方の過失を50%」とする内容で示談されていたのが、非常に残念に思われます。
弁護士の見解としては、本件交通事故において当方の過失が50%というのはあり得ない内容であり、物損の解決は、非常に不利な解決をされてしまったもの、と考えております。