事例595
交通事故示談★熊本県菊池郡・自営業男性・相手方弁護士提示「90万円弱」→あっせんで「225万円強」に増額して解決(既払い金を除く金額です。)
被害者:自営業男性、熊本県菊池郡在住
交通事故の概要:熊本県内での追突事故
受傷内容:頚椎捻挫ほか
過失割合:当方0%
解決手段:交通事故紛争処理センター(福岡)へあっせん申立
《事案の概要》
熊本県内での追突事故です。
保険代理店様のアドバイスもあった様子で、後遺障害等級認定申請前に、弁護士を交代され、いなば法律事務所に弁護士依頼をされました。
《弁護士による解決① 後遺障害等級認定の取得》
いなば法律事務所の弁護士にて、後遺障害等級の認定申請を行いました。
認定申請の結果、
後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」
の認定を受けることができました。
この時点で、後遺障害分の自賠責保険金75万円を先行回収しました。
上記75万円は、保険会社との通常の示談では、最終の支払金額に含まれることが一般的ですが、本件では、先行してこの時点で回収しております。
《弁護士による解決② あっせん申立て~最終解決》
後遺障害等級14級9号の認定を前提に、弁護士にて、相手方保険会社と示談金の交渉を開始しました。
休業損害や逸失利益などをめぐり、算定が困難な部分があり、相手方保険会社は弁護士をつけてきました。
保険会社側弁護士は、既払い金を除き「90万円弱」での示談を提示してきました。
交渉を継続していっても、弁護士間交渉で、納得できる金額で示談することは困難と判断されました。
そこで、弁護士にて、本件交通事故をめぐる諸事情を検討した上で、交通事故紛争処理センター(福岡)にあっせん申立てを行って解決することを、ご依頼者様にお勧めしました。
あっせん申立てでは、担当する嘱託弁護士に対して、ご依頼者様の収入状況や、収入において利益分配的なものというよりも、ご依頼者様ご自身の働きが多くを占めること、などを、資料を示して説明しました。
相手方弁護士も主張が強く、交渉は難航しましたが、
最終的には、
「損害額を365万円弱」と認定する内容で、あっせんでの事故解決となりました。
保険会社による既払い金や、弁護士にて先行回収した自賠責保険金75万円を除く、新たな回収額は225万円強です。
《弁護士費用の負担がない事故解決》
弁護士費用特約が利用できる交通事故でした。
事故解決にあたっての弁護士費用は、全額を特約にてまかなうことができました。
その結果、ご依頼者様が弁護士費用を負担されることなく、無事、交通事故の解決ができました。