事例564
交通事故示談★熊本県・80代男性・後遺障害等級12級7号につき、裁判基準満額の慰謝料など合計765万円強の損害額認定を得て示談解決
被害者:80代男性、熊本県内在住
交通事故の概要:熊本県内で横断歩道横断中に右折車にはねられた事故
受傷内容:骨盤骨折など
治療状況:熊本県内の病院に入院4か月弱、通院14か月半強
後遺障害等級:12級7号「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」
《弁護士による解決①~後遺障害等級認定の取得》
症状固定をまって、入通院先の熊本県内の病院から後遺障害診断書を取得しました。
その上で、弁護士にて、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級の認定を申請しました。
申請の結果、
・股関節の機能障害について、後遺障害等級12級7号「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」
の認定を得ることができました。
この時点で、後遺障害分の自賠責保険金224万円を回収しました。
上記224万円は、保険会社との最終示談金に含まれることが一般的ですが、本件交通事故では、この時点で先行して回収しております。
《弁護士による解決②~保険会社との示談金交渉と最終解決》
認定された後遺障害等級12級7号を前提に、弁護士にて、保険会社と示談金の交渉を行いました。
相手方保険会社は、実際の通院日数が少ない点などを主張してきましたが、
ご高齢のご依頼者が介護施設へ通所していることが、通院治療の代替の役割を果たしていると考えられることなどを、弁護士にて反論して交渉しました。
弁護士交渉の結果、最終的に、
入院雑費やご家族の付添費などのほかに、
・傷害慰謝料(入通院慰謝料):260万円強(裁判基準満額)
・後遺障害慰謝料:290万円(裁判基準満額)
など、合計765万円強の損害額認定を受け、
相手方保険会社が既に支払った金額や自賠責保険からの先行回収金224万円を除く、最終示談金額を約355万円強とする形で、示談解決ができました。