事例551
交通事故示談★熊本市北区・50代女性・後遺障害等級14級9号につき、合計約800万円の損害額認定を得て示談解決
被害者:50代女性、熊本市北区在住
受傷内容:外傷性頚部症候群、胸骨骨折、肋骨骨折など
治療状況:熊本市内の病院に入院約1か月、通院約10か月
後遺障害等級:非該当→14級9号「局部に神経症状を残すもの」
事故態様:熊本県内で大型車両に追突された交通事故
《弁護士による解決~後遺障害等級認定の取得》
交通事故の損害賠償において、賠償額を大きく左右するのが、後遺障害等級が認定されるかです。
本件は、被害者様の後遺障害等級が「非該当」とされた交通事故でした。
事故態様や症状から、胸骨や肋骨の変形などはなく、重度の後遺障害等級は認定されないと判断されましたが、後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」は認定されるべき事故と考えられました。
後遺障害等級「非該当」との認定は、到底、納得できるものではありませんでした。
後遺障害等級「非該当」の理由が、後遺障害等級が認定されるべきと弁護士が判断する、頚部の症状について、交通事故から症状発現まで時間が空いており、相当因果関係がないというものでしたので、診療録を入手し、異議申立にあたり、この点を立証しました。
その結果、
頚部痛などについて、後遺障害等級14級9号の認定を得ることができました。
《弁護士による解決~保険会社との示談交渉と最終解決》
後遺障害等級が認定されましたので、後遺障害事案として、相手方保険会社に賠償金を請求しました。
訴訟することを踏まえた、強い姿勢で交渉したところ、
総額約800万円の損害額を認定し、相手方保険会社の既払い金を除いた、最終回収額を約500万円とする形で、示談解決となりました。
損害項目は明示せずに、全体として、この金額で、という形の示談でしたが、弁護士にて、各損害項目で予想される金額を推定計算したところ、示談しても良い金額と判断されました。
示談受諾にあたっては、各損害項目で推定される金額、示談しても良いと判断される理由を、弁護士から、被害者様に、ご面談で詳しくご説明し、最終判断をして頂きました。
《弁護士費用の負担なし》
弁護士費用特約が利用できる交通事故でしたので、弁護士費用は、特約からまかなうことができ、被害者様の弁護士費用負担なく、解決に至ることができました。