事例529
交通事故訴訟★熊本県外40代男性・後遺障害等級12級5号・保険会社提示約910万円→約1300万円に増額解決
被害者:40代男性、熊本県外在住
傷病名:頚椎捻挫、肩鎖関節脱臼、腰部挫傷、頭部打撲、膝挫創など
後遺障害:12級5号「鎖骨、胸骨、ろく骨、けんこう骨又は骨盤骨に著しい変形を残すもの」
(肩鎖関節脱臼に伴う鎖骨変形につき、12級5号)
事故態様:熊本県外で、大型バイク運転中に、交通整理の行われていない交差点で右折自動車に衝突された交通事故
当方過失割合:10%
保険会社の示談提示額:約910万円
《弁護士依頼の経緯》
保険会社から、既払い金を除いて、物損・人損あわせて約910万円での示談提示がなされていた交通事故です。
弁護士相談を頂いたところ、保険会社の示談提示額より増額できるものと考えられました。
法律相談を経て、弁護士にご依頼を頂きました。
《弁護士による解決~訴訟提起→訴訟上の和解解決》
相手方にも弁護士が選任されました。
相手方弁護士は、
・ご本人様につき現実の収入減少が生じていない
・鎖骨変形の場合に労働能力喪失は認められない
等、裁判例を引くなどして激しく争ってきました。
これに対し、
当方有利な裁判例を探して指摘し、
また、見かけ上の収入は減っていないが、本件事故がなければもっと収入が増えていたはずであること、
などを丹念に主張立証しました。
その結果、
裁判所より、逸失利益も含め、約1990万円の損害額を認定し、
当方過失に対応する金額や、保険会社が既に支払った金額を除き、更に金額調整した上で、
「約1300万円での和解解決」をする旨が勧告されました。
双方が裁判所の提案を受諾しましたので、裁判所の和解勧告どおりの和解が成立しました。
弁護士依頼前の示談提示額約910万円→弁護士依頼で約1300万円の和解解決
と「約390万円増額」しての解決ができました。