事例510
交通事故示談★熊本県外(福岡県福岡市)・20代女性・後遺障害等級12級8号につき、約1025万円の損害額認定を受け、あっせん解決
被害者:20代女性、熊本県外(福岡県福岡市)在住
事故発生地:熊本市内での原動機付自転車と自動車(四輪車)との交通事故
(当方が原動機付自転車)
受傷内容:橈骨遠位端骨折、尺骨茎状突起骨折など
過失割合:当方30%
解決手段:交通事故紛争処理センター(福岡)へあっせん申立
《事案の概要》
熊本市内で原動機付自転車を運転していた際に、自動車と衝突された20代女性の方の事案です。
お怪我について、お母様が非常にご心配されておられました。
弁護士へのご相談を経て、弁護士依頼を頂きました。
治療中からのご依頼でしたので、治療中から弁護士にてサポートさせて頂きました。
《弁護士による解決① 後遺障害等級認定の取得》
症状固定に至った段階で、弁護士から主治医に後遺障害診断書作成を依頼しました。
後遺障害診断書入手後、弁護士にてご本人様を代理し、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級認定申請を行いました。
その結果、
・右上肢の変形障害について、後遺障害等級12級8号「長管骨に変形を残すもの」
の認定を得ることができました。
この時点で、自賠責保険から、後遺障害分の自賠責保険金224万円を回収しました。
当該224万円は、通常の保険会社との示談では、最終の示談金に含まれることが一般的ですが、本件では、この時点で、先行回収しております。
《弁護士による解決② あっせん申立て~最終解決》
後遺障害等級認定を得た後、弁護士にて、保険会社と示談交渉をしましたが、逸失利益をめぐる考え方の相違が大きいなどの問題があり、交渉だけでは満足いく結果は難しいと判断されました。
そこで、交通事故紛争処理センター(福岡)にあっせん申立てを行いました。
あっせん申立てでは、弁護士の事前予想どおり、過失割合や逸失利益が問題となりました。
逸失利益については、後遺障害等級の認定は得ることができたものの、医学的に見てなかなか難しい問題がありました。
しかし、最終的には、
総損害額を約1025万円とする認定を得ることができ、無事、あっせんでの解決となりました。
当方過失30%に相当する金額と既に保険会社が支払った金額を控除した、新たな受領額は約375万円となります。