事例486
交通事故示談★熊本市北区40代男性・保険会社提示「約65万円」→後遺障害等級取得の上で「約375万円」を回収して解決
被害者:40代男性、熊本市北区在住
事故発生地:熊本県外(大分県)
事故態様:国道で信号待ち停車中に後方より追突された交通事故
受傷内容:頚椎捻挫(むち打ち)
治療状況:整形外科に約6か月、合計約145日通院
《弁護士依頼の経緯》
保険会社から、既に支払い済みの金額を除き、「約65万円」での示談提示を受けておられました。
後遺障害のことや示談金額の妥当性について、弁護士相談をされたいとのことで、インターネットにて法律相談を申し込まれました。
法律相談を受けられた後、1週間ほど経ってから、改めてご依頼をいただきました。
《弁護士の活動①:後遺障害等級認定の取得》
受任後、弁護士が、ご本人様の代理人として、自賠責保険に被害者請求の形で後遺障害等級認定申請をしました。
等級認定申請の結果、
頚椎捻挫後の頭痛・頚部痛などの症状について、
「受傷当初から症状の訴えの一貫性が認められ、その他受傷形態や治療状況も勘案すれば、将来においても回復が困難と見込まれる障害と捉えられる」として、
後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」の認定を得ることができました。
この時点で、後遺障害分の自賠責保険金75万円を先行して回収しました。
この75万円は、通常の保険会社との示談では、示談金に含まれることが一般ですが、本件では先行して回収しました。
《弁護士の活動②:示談交渉~最終解決》
後遺障害等級認定に続いて、保険会社との示談交渉を行いました。
弁護士交渉の結果、
・休業損害:約400万円
・傷害慰謝料(通院慰謝料):約90万円(裁判基準満額)
・後遺障害逸失利益:約165万円
・後遺障害慰謝料:110万円(裁判基準満額)
など、当方請求満額の合計約830万円の損害額認定を取得し、示談解決となりました。
保険会社が既に支払った金額や自賠責保険から先行回収した上記75万円を控除した、新たな回収額は約300万円です。
先行回収した75万円とあわせて、弁護士受任後の回収額は約375万円となります。
守秘義務上、詳細は伏せさせていただきますが、ご本人様の職業が特殊な職業であったため、休業損害の認定額が通常事案と比して、多額になっております。
《弁護士費用の負担なし》
弁護士費用特約を利用してのご相談・ご依頼でした。
そのため、特約から弁護士費用を全額まかなうことができ、ご本人様の弁護士費用負担はございませんでした。