事例476
交通事故示談★熊本市東区・30代男性・後遺障害等級14級9号につき、合計約555万円の損害額認定を取得し示談解決
被害者:30代男性、熊本市東区在住
受傷内容:橈骨頭骨折(肘の骨折です。)
後遺障害等級:14級9号「局部に神経症状を残すもの」
事故態様:熊本市内で原動機付自転車運転中、信号のない交差点において、左から出て来た自動車に衝突された交通事故
当方の過失割合:5%
《本件事故にあたっての弁護士の方針》
後遺障害診断書の内容から、後遺障害等級は14級9号「局部に神経症状を残すもの」の認定がされる可能性は高いものの、肘関節や前腕の可動域制限はほとんどなく、それ以上の後遺障害等級の認定は難しいと判断されました。
そのため、後遺障害等級14級9号を前提に、通常のむち打ち事故における後遺障害等級14級9号と異なる点を、きちんと賠償額に反映できるかが重要と考えられました。
《弁護士による解決①~後遺障害等級取得》
主治医に作成いただいた後遺障害診断書を踏まえ、後遺障害等級認定申請しました。
申請の結果、予想どおり、橈骨頭骨折後の肘の神経症状について、後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」が認定されました。
《弁護士による解決②~保険会社との示談交渉・解決》
後遺障害等級14級9号を踏まえ、弁護士が、ご本人様に代わって、相手方損保と示談交渉を行いました。
訴訟を踏まえての交渉をした結果、難航しましたが、最終的には、
・奥様の付添費:約10万円
・休業損害:約80万円
・傷害慰謝料(入通院慰謝料):約200万円(裁判基準満額)
・後遺障害逸失利益:約135万円
・後遺障害慰謝料:110万円(裁判基準満額)
など、合計約555万円の損害額認定を得ることができました。
全体として、橈骨頭骨折という本件の特色を踏まえた損害額認定を得られたものと考えております。
当方過失割合に対応する金額を控除し、相手方損保の支払済み金額を差し引いた、最終回収額は約440万円です。
《弁護士費用の負担なし》
弁護士費用は弁護士費用特約からまかなうことができました。
そのため、ご本人様の弁護士費用のご負担なく、無事、解決ができました。