事例463
交通事故訴訟★熊本県合志市・40代会社員・後遺障害等級12級12号・保険会社提示「約875万円」→「約2320万円」を回収して解決
被害者:40代会社員、首都圏から熊本県に赴任中
事故態様:熊本県内において、ご本人様がバイクで走行中、対向車線から右折してきた自動車に衝突された事故(三差路交差点の交通事故)
当方過失割合:5%
傷害内容:第1趾末節骨解放骨折、膝関節打撲傷、股関節打撲傷等
後遺障害:12級12号「1足の第1の足指又は他の4の足指の用を廃したもの」
保険会社の提示額:約875万円
《弁護士依頼の経緯》
インターネットでいなば法律事務所をご検索され、相談フォーム(メール)にて、法律相談の申込みをされた交通事故です。
《弁護士による解決~訴訟提起の上で判決を取得》
弁護士にて、事案を検討させて頂いたところ、保険会社提示額から「大幅に増額可能」と判断されました。
交渉では、十分な増額が困難と思われましたので、適正な金額を求めて、熊本地方裁判所に訴訟提起しました。
訴訟では、ご本人様の後遺障害が足の親指の可動域制限でしたので、果たして仕事にどこまで影響があるのかが争われました。
そこで、
交通事故の後は、
・出張の多くを部下にさせていること
・出社時間が早まっていること
などを具体的に主張立証し、更に、
・勤務先の上司の方からもご協力を頂きました。
勤務先の協力を得られるかどうかは、実際の減収がそこまで発生していない場合には、非常に重要なポイントとなります。
判決を取得した結果、相手方保険会社から約2320万円を回収することができました。
ご依頼時点の保険会社提示額から、「約1440万円増額」しての解決となりました。
《弁護士費用について》
バイクの保険には弁護士費用特約がありませんでしたが、
熊本地方裁判所から、判決において「約180万円の弁護士費用相当額」が認容されました。
裁判所においては、交通事故の損害賠償事件の場合、判決で、「損害賠償額本体の1割程度を弁護士費用として別途、認定してくれる」ことが通常です。
また、火災保険に弁護士費用特約が付帯されていました(上限額あり)。
そのため、結果的に、弁護士費用の相当部分がカバーされ、ご本人様の「実質的な負担」はほとんどない形で、交通事故の解決をすることができました。