事例440
交通事故示談★熊本県・「外傷性くも膜下出血・びまん性軸索損傷など」で後遺障害等級7級4号の60代男性につき、逸失利益や将来介護料の認定を得て示談解決
被害者:60代男性、熊本県内在住
傷病名:外傷性くも膜下出血、びまん性軸索損傷など
後遺障害等級:7級4号「神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの」
過失割合:当方10%
《問題の所在と弁護士による解決》
交通事故の賠償額は、事故当時の収入などから算出される逸失利益が大きな部分を占めます。
具体的には、後遺障害がより残ったほう、収入が多いほう、今後働ける年数が長いほう(すなわち若いほう)が、一般に、高額の逸失利益となり、最終的な示談金額も大きくなります。
学生の場合は、統計値から計算したり、無職でも就労の蓋然性があれば、逸失利益は計算可能です。
家事従事者の場合も、収入額を計算できます。
本件では、この点の立証が厳しかったのですが、弁護士にて交渉した結果、難航しましたが、最終的には、
・逸失利益:約285万円
・将来介護料:約160万円
など、合計約1905万円の損害額認定を獲得することが出来ました。
既に回収済みの金額が大きく、過失相殺もあったのですが、それでも最終的に、約570万円を追加回収できました。