被害者：熊本県合志市、５０代男性
事故発生地：熊本市内でのバイク事故
受傷内容：外傷性頚部症候群、肩腱板損傷・腱板断裂、股関節打撲傷、大腿外側皮神経障害など
過失割合：当方１０％
解決手段：交通事故紛争処理センター（福岡）へあっせん申立
 
 
《事案の概要》
熊本市内でのバイク事故で、肩腱板損傷・腱板断裂などの傷害を負われ、入通院を余儀なくされた方の事案です。
交通事故によるお怪我の治療中から、弁護士にて、サポートさせて頂きました。
 
 
《弁護士による解決①　後遺障害等級の取得》
症状固定を待って、弁護士にて、後遺障害等級認定申請をサポートさせて頂きました。
 
後遺障害等級認定については、
主治医から後遺障害診断書を取り付けるとともに、本件では、治療経過について多少複雑な経緯を辿りましたので、その点もサポートさせて頂きました。
 
後遺障害等級認定申請の結果、
・後頚部痛について、「医学的に説明可能な痛みやしびれなどが持続しているもの」として後遺障害等級１４級９号
・肩の痛み等の症状について、「医学的に説明可能な痛みやしびれなどが持続しているもの」として後遺障害等級１４級９号
・腰～臀部のしびれ、大腿部の皮膚感覚障害等の症状について、「医学的に説明可能な痛みやしびれなどが持続しているもの」として後遺障害等級１４級９号
あわせて併合１４級の後遺障害等級の認定を得ることができました。
 
 
《弁護士による解決②　賠償額の決定と解決》
後遺障害等級認定を得た後、弁護士にて、相手方保険会社と交渉しました。
しかし、ある程度、予想されていたことですが、休業損害や逸失利益についてへだたりが大きく、交渉を継続しても、満足のいく結果が望めないと判断されました。
そこで、交通事故紛争処理センター（福岡）にあっせん申立てを行いました。
 
あっせん申立てでは、特に、休業損害や逸失利益に関連して、ご本人様の主張を裏付ける資料を作成して提出しました。
資料作成には、弁護士としても、かなりの力を入れました。
 
あっせんの結果、
総損害額を約２０１０万円とする認定を受け、無事、あっせんでの解決となりました。
当方過失１０％に相当する金額と既に受領済みの金額を控除した、新たな受領額は約８２５万円となります。
 
 
《弁護士費用の負担なし》
弁護士費用特約が付保されており、弁護士費用特約から弁護士費用を全て賄うことが出来ました。
そのため、ご本人様の弁護士費用のご負担はございませんでした。
 
 
《弁護士のコメント》
神経症状による後遺障害等級１４級の事案としては、かなりの高額で解決できた事案と考えております。