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事例406

交通事故訴訟★熊本市南区・40代女性・相手方が保険対応を拒否→訴訟をした結果、50万円強の支払を受けることで、訴訟上で和解解決

2017/10/23

  • 頚部
  • 認定なし
  • 主婦休損
  • 過失割合
被害者:40代女性、熊本市南区在住
傷害内容:頚椎捻挫、腰椎捻挫
事故態様:当方は、停止していた本人車両に相手方車両が衝突と主張
当方の過失割合:相手方が当方過失80%と主張→当方過失0%で和解
 
 
《事案の概要》
熊本市内での交通事故です。
事故態様にも特殊な部分があり、かつ、相手方との対立が激しく、相手方は、任意保険使用も拒否していました。
そのため、ご本人様はやむなく、ご自分の人身傷害保険で治療をしておられました。
 
このような経緯から、訴訟によらなければ、解決ができない事案と判断されました。
そこで、治療終了を待って、裁判所に訴訟提起しました。
 
 
《訴訟上の攻防~訴訟上の和解による解決》
訴訟になっても、相手方は、
①自分の過失は2割で、ご本人様には8割の過失がある
②事故により治療が必要とは考えられない。
などと強硬に主張してきました。
 
また、相手方は、自分の主張を裏付ける証拠として、工学鑑定資料を提出してきました。
 
当方は、
・客観的事実を引用しつつ、相手方車両が停止していた本人車両に衝突したと判断されることや、
・工学鑑定結果が本件では参考にならないこと、
・治療経過等からご本人様が受けた治療が必要かつ相当と判断されること
等を主張立証しました。
 
裁判所からは、訴訟における双方の主張立証状況を踏まえ、
①当方の過失割合を「0」とし、
②ご本人様が受けられた治療を全て必要かつ相当とした上で、
・主婦としての休業損害:60万円強
・傷害慰謝料(通院慰謝料):70万円弱(裁判基準満額)
など、合計175万円弱の損害額を認定する内容の和解案が示されました。
内容的には、ほぼ当方の完勝といってよいと思います。
 
人身傷害保険から先行して支払われた金額と調整した後の和解金額(ご本人様の受領金額)は、50万円強となります。
 
「ほぼ当方の完勝といってよい内容の和解案」でしたので、相手方が応じないことも予想されましたが、最終的には、相手方も、裁判所の和解案に応じ、無事、和解での解決ができました。
 
 
《弁護士費用の負担なし》
弁護士費用特約をご利用できましたので、ご本人様の弁護士費用のご負担はなく、解決ができました。
 
 
《弁護士のコメント》
事件終了時に、ご本人様からお菓子と御礼のお言葉を頂戴しました。
結果に喜んで頂くことが出来、所員一同、嬉しく思うと同時に、今後も、一層、被害者様のために頑張ろうとの思いを新たにしました。
 

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