事例398
交通事故訴訟★物損・熊本市中央区・訴訟提起により「当方過失20%→当方過失0%」として、訴訟上での和解解決
車両所有者:男性、熊本市中央区在住
交通事故発生地:熊本県外(関西)
交通事故の態様:交差点内での側方通過車と進路変更車の接触事故(当方が側方通過車)
過失割合:相手方が「当方過失20%」と主張→訴訟により「当方過失0%」で訴訟上の和解解決
《事案の概要》
熊本県外(関西)で発生した交差点内での交通事故です。
いなば法律事務所にご相談ご依頼される前に、他の弁護士事務所にも相談されていたようですが、示談交渉では満足のいく解決が到底できず、熊本地方裁判所に訴訟提起しての事故解決を目指すことになりました。
相手方も、弁護士を選任し、当方の過失が「最低20%」あると主張してきました。
また、当方の過失があることを前提として、相手方車両の物損について、当方に対する訴訟も提起してきました。
《訴訟における弁護士どうしの主張立証~裁判所の和解案に基づく和解解決》
訴訟は稲葉弁護士にて担当させて頂きました。
訴訟では、
・事故態様を刑事記録や事故当事者の陳述を踏まえて説明するとともに、
・類似裁判例(神戸地方裁判所平成26年11月26日判決、東京高等裁判所平成27年3月25日判決)を分析し、これら判決の考え方を前提とすると、本件では当方の過失は0%と考えられると主張しました。
主張立証の結果、
裁判所から「当方の主張どおり」当方過失を0%とする和解案が示されました。
相手方も裁判所の和解案に従ったので、「当方過失を0%」とする内容で、無事、訴訟上の和解での事故解決となりました。