事例341
2017/05/09
被害者:20代男性
事故地:熊本県阿蘇市
事故態様:スリップした車が衝突した事故
傷病名:むち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)
後遺障害等級:併合14級
《事案の概要》
事故の後、整形外科での治療中に、お知り合いからのご紹介で弁護士にご相談をいただいた事案です。
受任後、弁護士にて、治療状況などのアドバイスをさせて頂きました。
また、治療途中で転居されましたので、転院のサポートもさせて頂きました。
《弁護士による解決① 後遺障害等級の獲得》
病院での治療終了後に、転院後の主治医から後遺障害診断書を取り付けました。
その上で、弁護士にて、後遺障害診断書に神経症状14級9号が認定されるべき旨の弁護士意見書や裏付け資料を付して、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害の等級認定を申請しました。
その結果、自賠責保険から、
・頚椎捻挫後の頚部痛・上肢痛などについて「局部に神経症状を残すもの」として後遺障害等級14級9号
・腰椎捻挫後の腰痛について「局部に神経症状を残すもの」として後遺障害等級14級9号
あわせて併合14級の後遺障害等級の認定を獲得することができました。
この時点で、自賠責保険からは、認定された後遺障害(14級)に対応する自賠責保険金75万円を先行回収しました。
上記75万円は、保険会社との通常の示談では、「示談金に含まれる」ことが一般です。
《弁護士による解決② 保険会社との示談交渉》
認定を得た後遺障害等級併合14級を前提に、弁護士にて、相手方保険会社と示談交渉をしました。
示談交渉の結果、
・治療費(治療打ち切り後に自費で通院した分の治療費を含む):約75万円
・傷害慰謝料(通院慰謝料):約95万円
・後遺障害逸失利益:約70万円
・後遺障害慰謝料:約110万円
など、合計約355万円の損害額の認定を獲得しました。
相手方保険会社から既に支払われた金額及び自賠責保険から先行回収した75万円を除く、新たな回収額は約205万円となります。
《弁護士費用について》
弁護士費用特約をご利用された事案であり、ご本人様の弁護士費用のご負担なく、無事、解決ができました。