事例26
交通事故示談★熊本市東区・60代女性・神経症状14級9号につき約800万円の損害額認定を受け示談解決
被害者:60代女性、熊本市東区在住
交通事故の概要:熊本市内の交差点で青信号横断中に右折車にはねられた交通事故
傷病名:頚椎捻挫、腰椎捻挫ほか
後遺障害等級:14級9号(腰椎捻挫後の神経症状について認定)
《弁護士の活動①~後遺障害等級認定の取得》
弁護士にて、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級の認定申請を行いました。
申請にあたっては、後遺障害診断書を単に提出するだけでなく、弁護士意見書や各種資料を添付しました。
後遺障害等級認定申請の結果、
・腰椎捻挫後の腰~股関節痛の症状について、後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」
の認定を受けることができました。
この時点で、自賠責保険から、後遺障害分の自賠責保険金75万円を回収しました。
この75万円は、保険会社との示談では、通常は、最終の支払額に含まれますが、本件事故では、この時点で先行して回収しております。
《弁護士の活動②~示談金交渉と最終解決》
後遺障害等級認定取得後、弁護士にて、相手方の保険会社と示談金の交渉を行いました。
弁護士交渉の結果、
損害額合計約800万円の認定を受ける形で、示談解決となりました。
示談の要点は下記のとおりです。
・治療費の一括払打ち切り~症状固定までの本人負担治療費を回収
・家事従事者としての休業損害(主婦休損):約185万円を認定
・傷害慰謝料(入通院慰謝料):約145万円(裁判基準の金額を認定)
・後遺障害慰謝料:110万円(裁判基準の金額を認定)
相手方保険会社が既に支払った金額及び、弁護士にて自賠責保険から先行回収した75万円を除く、最終回収額は約435万円となります。
《弁護士費用の負担なし》
弁護士費用特約をご利用になれる交通事故でした。
弁護士費用は特約から全額をまかなうことができ、ご依頼者様の弁護士費用負担はなく、事故解決ができました。
《弁護士のコメント》
治療費の支払を保険会社に拒絶され、いなば法律事務所にご依頼された交通事故ですが、
保険会社による治療費打ち切り後~症状固定までの治療費の支払を受けることができ、ご依頼者様のご希望に沿った解決ができたものと考えております。
全体的にも相応の賠償金額となったものと考えております。