事例52
交通事故訴訟★死亡事故・弁護士依頼前:既払い金を除き「約2140万円」の提示→弁護士依頼後「約3270万円」を回収して解決
被害者:80代女性
職業:無職
交通事故の態様:歩行中に右折車にはねられた事故
ご遺族様居住地:熊本県内・熊本県外
《弁護士依頼の経緯》
熊本県内在住のご遺族様から、保険会社から、
・既払い金を除き「約2140万円」での示談を提示
されたが、妥当な金額かどうか、弁護士に相談したいとの申込みを受けました。
《弁護士依頼後の経過》
保険会社の提案内容を検討した結果、裁判所で通常認められると考えられる金額を推定すると、数百万円以上の増額が見込める交通事故と考えられました。
しかし、相手方保険会社は「払い渋りが目立つ」保険会社でした。
実際、念のため示談交渉を試みましたが、満足できる解決は、到底望めないと判断されました。
そこで、ご遺族様とご相談した上で、熊本地方裁判所に訴訟提起して、適正な判断を求めました。
訴訟では、
・逸失利益について、被害者様が年金生活であったものの貯蓄を有していたこと
・葬儀費用について、領収証がない部分があるが、お布施や交通費など葬儀に関連する支出をしていること
等を、主張立証しました。
《訴訟の結果》
7か月弱の裁判で、熊本地方裁判所より判決がなされました。
判決では、保険会社の提示額から約990万円増額した約3130万円の損害賠償額が認定されました。
遅延損害金約140万円を含め、相手方保険会社の
・提示額より「約1130万円増額」した約3270万円を回収
して、最終解決となりました。