事例74
交通事故示談★熊本県上益城郡・30代男性・後遺障害等級併合11級を取得し、損害額約1405万円の認定を得て示談解決
被害者:30代男性、熊本県上益城郡在住
事故状況:熊本県内でのバイクvs車の交通事故(当方がバイク)
後遺障害等級:併合11級(いなば法律事務所にて等級認定取得)
《弁護士依頼の経緯》
事故から4か月ほど後の、通院治療中に、弁護士に、ご相談を頂いた交通事故です。
相手方保険会社は、既に弁護士を立てていました。
ご依頼者様は、弁護士費用特約には加入されておられませんでしたが、完全成功報酬制(損害保険会社の当初提示額がない場合:20万円+回収額の10%+税を「損害賠償金の回収時」に頂く。)でお受けする旨をご説明したところ、費用面についてご安心され、いなば法律事務所に、弁護士依頼を頂きました。
※ なお、手数料等が生じる場合がありますが、その場合も損害賠償金の回収時にご精算する形で対応させて頂きました。
《弁護士依頼後の経過》
ご依頼者様は、第9・11胸椎を圧迫骨折され、神経症状もありました。
弁護士にて、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級認定申請を行い、
その結果、
「脊柱に変形を残すもの」として11級7号
「局部に神経症状を残すもの」として14級9号
あわせて併合11級の後遺障害等級認定を受けました。
この段階で、まず自賠責保険から自賠責保険金331万円を回収しました。
その上で、相手方弁護士との示談交渉を開始しました。
《弁護士間交渉の結果》
訴訟を踏まえた強い姿勢で交渉した結果、
相手方弁護士からは、
傷害慰謝料:約160万円(裁判基準満額)
後遺障害慰謝料:約420万円(裁判基準満額)
後遺障害逸失利益:約535万円
など、合計約1365万円の損害額を認定し、保険会社が既に支払った治療費や休業損害などを除き、新たに約760万円を支払う旨の回答を得ました。
傷害慰謝料や後遺障害慰謝料が裁判基準の満額回答であり、この金額でも示談可能と判断されましたが、
最後に、上積みを求めて粘り強く交渉し、最終的には、合計約1405万円の損害額を認定し、相手方保険会社の既払い金を除き、新たに約800万円の支払を受ける形での示談解決となりました。
自賠責保険からの回収金331万円と合わせた、弁護士による回収額は約1130万円となります。
《本件事故解決のポイント》
裁判になった場合を踏まえて、交通事故前後のご依頼者様のご職業と後遺障害の内容を詳しく検討するなど、地道な準備をした結果、弁護士間交渉で、適切と思われる示談金額を得ることが出来たと考えております。