被害者：１０代女子学生、熊本市東区在住
交通事故発生地：熊本市内 


《本件交通事故の特色》 
・ ご依頼者様の過失が、物損示談において４０パーセントと大きい。 
・ 入通院日数が合計２０日未満と少ない。 
ことより、このままでは非常に低額な金額の示談が予想された事案です。 


《弁護士依頼後の経緯》 
弁護士にて、事案を検討し、
「怪我の部位と神経症状の部位に合理的な説明がつく」点に着目して、
まずは、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級認定の申請を行いました。 
ご依頼者様やご家族様も後遺障害等級認定を受けることは無理だと思っておられたとのことでした。
等級認定申請の結果は、やはり後遺障害等級「非該当」でした。 

しかし、弁護士から、ご依頼者様ご家族様に異議申立をするよう説得しました。
新たな医証を加えて異議申立をしたところ、
「局部に神経症状を残すもの」として後遺障害等級１４級９号が認定されました。
相手方保険会社の担当者も、本件交通事故でよく後遺障害等級が認定されたものだ、との感想を漏らしていました。 

なお、ご依頼者様の過失割合も大きいと考えられたことも、過失相殺が緩い自賠責保険からの回収を先行して図った理由です。
ここまでで「８０万円強」を回収しました。 

その後、相手方保険会社に残額の賠償請求を行いました。
しかし、相手方の任意保険会社からは、本件交通事故においては「ご依頼者様の過失が大きい」こと等から、
「これ以上の支払は考えていない。」との回答を受けました。 
弁護士にて、粘り強く交渉したところ、「約２０万円」を支払って頂く形で示談が成立しました。
なお、これは先行回収した「８０万円強」に加えての新たな回収となります。 


《本件交通事故の解決結果》 
非常に低額での示談が予想され、ご依頼者様のご家族もあきらめの気持ちをもっておられたところ、
あきらめずに粘った結果、「１００万円強」の賠償金額を回収して、交通事故の解決をすることが出来ました。 

また、弁護士費用については、弁護士費用特約を利用されたため、ご依頼者様の費用負担はありませんでした。