ご依頼者：女性、熊本市内在住
 
 
《本件事故の問題点》
いなば法律事務所に、ご相談を頂いた時点で、既に、相手方には弁護士が選任されていました。
また、治療費の支払を打ち切られ、自費で治療対応されておられるなど、
様々な問題点が生じていました。
 
 
《弁護士はこう解決しました～①自賠責保険へ被害者請求を行い、後遺障害等級１４級９号の認定を得て、自賠責保険金として「７５万円」を先行回収しました》
詳細は伏せさせて頂きますが、
弁護士は、自賠責保険へ被害者請求を行うこととしました。
被害者請求の結果、ご本人様の上肢の痺れなどについて、後遺障害等級１４級９号「局部に神経症状を残すもの」の認定を得ることができました。
本件は、弁護士受任した時点で、様々な問題点があり、今後、激しい争いが予想される事案でしたが、
賠償金の一部先行回収として、ひとまず、この時点で「７５万円」を実際に回収できました。
 
 
《弁護士はこう解決しました～②熊本簡易裁判所に民事調停を申立てました。「約３００万円」を追加回収することで調停成立となり、無事、事故解決ができました》
詳細は明らかにできませんが、
本件では、様々な問題点があり、そのため、「高度な証明が求められる」訴訟での解決には適さない、と判断されました。

弁護士は、民事調停で解決する方法を考え、
裁判例などに基づく見解をご本人様にご説明した上で、熊本簡易裁判所に民事調停を申し立てました。
 
調停の席上、
弁護士は、細かい立証や保険会社が既に支払った金額の多寡はともかく、
ご本人様が実際に手にする金額として、「類似事案の相場」と考えられる賠償額は支払って欲しいと主張し、
最終的には、
保険会社が既に支払った金額と先行回収した「７５万円」に加えて、
「約３００万円」を支払って頂く形で、調停がまとまりました。
 
本件は、イレギュラーな解決となりますが、
事案の内容によっては、このような解決方法（民事調停での解決）もある、という意味で、ご紹介させて頂きます。