事例1275
交通事故示談★熊本県天草地方・女性・むち打ち症につき、保険会社が既に支払った金額を除き、弁護士が合計「約300万円」を回収して事故解決
ご依頼者様:女性、熊本県天草地方在住
受傷内容:頚椎捻挫、腰椎捻挫(むち打ち症)
《いなば法律事務所の活動①~後遺障害等級併合14級の取得と自賠責保険からの先行回収》
本件では、むち打ち症の治療途中で、
「治療費の支払を保険会社に打ち切られて」しまいました。
そして、保険会社は、保険会社が既に支払った金額を除き「約40万円」での示談が妥当、と主張してきました。
なお、この保険会社は、むち打ち症での治療を、事故から5か月ほどで打ち切ってくることが多い印象ですが、
本件でも、同じ打ち切り方をしていました。
被害者様にとって、とうてい、納得できる話ではなく、また、「無理に納得する必要もない」と考えられましたので、
弁護士とご相談の上、被害者様は自費で通院を継続されました。
そして、自費での通院継続を行った後、通院されていた天草地方の病院から、後遺障害診断書を取得し、
その他の資料を添えて、弁護士が、自賠責保険へ被害者請求を行いました。
自賠責保険への被害者請求の結果、
・頚椎捻挫後の頚部の神経症状(頚部痛、頭痛)
・腰椎捻挫後の腰部の神経症状(腰痛)
に対して、それぞれ、後遺障害等級14級9号「局部に神経症状を残すもの」
の認定を受けることができました。
2部位あわせて、後遺障害等級併合14級となります。
この時点で、後遺障害分と傷害分の残枠の自賠責保険金を、合計「約95万円」回収できました。
《いなば法律事務所の活動②~保険会社との賠償額交渉を行い、追加で「約205万円」を回収して事故解決できました》
後遺障害等級併合14級の認定を取得した後、
弁護士は、保険会社との賠償額の交渉を行いました。
弁護士交渉の結果、
・休業損害について、家事従事者として「女性平均賃金センサスから計算した日額1万0804円」で算定する
・逸失利益の基礎収入額も、家事従事者として「女性平均賃金センサスの年収約395万円」として算定する
など、
総損害額を、合計「約400万円」と算定することで、示談の話がまとまりました。
総損害額から、
・保険会社が既に支払った金額
・弁護士が自賠責保険から先行回収した上記「約95万円」
を控除した残額「約205万円」の追加支払を保険会社から受ける内容で、示談による事故解決となりました。
ご依頼者様からは、ご丁寧に、お礼状を頂戴しました。
むち打ち症の症状にお悩みの方のお力になれたものと、弁護士及び所員一同、たいへんうれしく思いました。
なお、本件のようなケースで、
「約40万円」ないしそれに近い金額で示談されてしまっている場合もあると思います。
もちろん、全てが、本件のような成果を挙げられる訳ではありませんが、
おかしいと思われる際には、一度、弁護士にご相談されることをお勧めします。
(仮に、示談金額がさほど変わらないと思われる場合には、その旨を理由を付してご説明しますので、
おかしいと思いながらも、無理に示談するのではなく、理由にご納得された上で、示談解決することができると思います。)