事例1241
交通事故示談★熊本市西区・50代女性・後遺障害等級12級につき、「約1165万円」の賠償金(相手方の任意保険会社が既に支払った金額を除く。)を回収して示談解決
被害者:50代女性、熊本市西区在住
後遺障害等級:「非該当」→「12級」
《弁護士の活動①~異議申立を行い、後遺障害等級「非該当」→「12級」との認定変更を得ました》
後遺障害等級「非該当」であった交通事故です。
弁護士は、治療先の病院の診療録を精査しました。
その上で、後遺障害等級認定結果について、異議申立を行いました。
具体的には、「診療録検討結果」に基づいて「弁護士意見書を作成」し「裏付け証拠とともに提出する」といった弁護活動を行いました。
弁護士による異議申立の結果、
後遺障害等級「非該当」→「12級」へ、
等級認定結果が変更されました。
この時点で、弁護士が、後遺障害分の自賠責保険金「224万円」を先行回収しました。
上記224万円は、保険会社との通常の示談では、
最終の示談金に含まれていることが一般的です。
しかし、本件では、この時点で、先行して回収しております。
《弁護士の活動②~認定変更された後遺障害等級12級を前提に、相手方の任意保険会社と交渉して「約940万円の賠償金」を回収しました》
弁護士は、異議申立により、認定変更された、後遺障害等級12級を前提として、
相手方の任意保険会社と、賠償金の交渉を開始しました。
相手方の任意保険会社は、賠償額を強く争ってくることが多い会社であり、
交渉には、少々、時間を要しましたが、
最終的には、
・休業損害:約170万円
・傷害慰謝料(入通院慰謝料):約155万円
・逸失利益:約640万円
・後遺障害慰謝料:約290万円
など、合計「約1290万円」の損害額認定を得て、示談解決することができました。
相手方の任意保険会社が既に支払った金額を除いた、
弁護士による回収額は、先行回収額「224万円」+最終示談時の回収額「約940万円」の合計「約1165万円」となります。
《弁護士のコメント》
本件事故解決にあたっては、後遺障害等級「非該当」のままでも、弁護士依頼のメリットはあったと思います。
しかし、「非該当」を「12級」へ変更できたことが、適切な賠償額を得る上で、重要であったものと考えます。
具体的には、後遺障害等級の変更がなかった場合と比較すると「約930万円」の違いがありました。
後遺障害等級の認定変更を得るにあたっては、やみくもに異議申立するのではなく、
「具体的かつ論理的に」どのような主張立証をすれば等級認定変更ができるのかを、
その事案に即して、受け身の姿勢ではなく「当方が主導する形で考える」ことが有効と思います。
最終面談時には、ご依頼者様から、お菓子を頂戴しました。
いなば法律事務所の活動にご満足を頂けたものと、弁護士及び所員一同、大変、うれしく思いました。
今後とも、熊本を中心とした、交通事故被害者の方のお力になれるよう、力を尽くして参ります。