事例1214
交通事故示談★熊本県内在住の男性・後遺障害等級14級9号・「現在の算定所得0円」のケースでしたが、弁護士交渉により、逸失利益の計算では「年収600万8200円」として、示談解決
【事案の概要】
被害者:男性、熊本県内在住
当方の過失割合:20%
傷病内容:頚椎捻挫ほか(むち打ち症)
後遺障害等級:14級9号「局部に神経症状を残すもの」
【本件の特色】
現在の年収は0円として算定せざるを得ない事案でした。
そのため、休業損害は0円でしたが(年収が観念できないので、事故があったために仕事を休んで減収が生じた、といえない。)、
「たとえ、現在の年収が0円だとしても、将来は働いて相応の収入を得ている可能性があり、将来の収入減少は観念できるのではないか」、という問題がありました。
【弁護士による解決~保険会社との交渉→逸失利益の年収を「約600万円」として計算するなどして、示談解決】
弁護士は、将来の収入減少(逸失利益)の賠償においては、
「将来は働いて、それなりの金額の年収を得られたかもしれない」、と主張して交渉しました。
弁護士交渉の結果、
将来の収入減少(逸失利益)の計算では、
男子・学歴計・40~44歳の賃金センサスを適用した「年収600万8200円」を基礎として計算することで、
示談解決できました。
トータルの示談内容は、
休業損害は「0円」でしたが、
治療費・傷害慰謝料・逸失利益・後遺障害慰謝料など、
総損害額を「合計約365万円」と算定し、
当方過失割合20%に相応する金額と、保険会社が既に支払った金額を控除した残額「約245万円」を、当方が支払って頂く、という内容となります。