事例1139
交通事故示談★熊本県菊陽町・男性・保険会社提示「約50万円」→弁護士依頼後「約1225万円」へ、「約1175万円以上の賠償金増額」をして示談解決
ご依頼者:男性、熊本県菊陽町在住
事故発生地:熊本県内
過失割合:当方10%
保険会社による示談提示額:約50万円
弁護士による回収金額:約1225万円
弁護士依頼による増額:1175万円以上
※ いずれも、過失相殺10%を行い、かつ、保険会社が既に支払った金額を控除した後の金額です。
《弁護士への法律相談とご依頼の経緯》
熊本で交通事故を多く扱っている弁護士を、インターネットで探され、いなば法律事務所に相談申込を頂きました。
「まだ治っていないのに、治療を終了されてしまい、しばらく身体の様子を見ていたが、膝などが痛い。」
「日常生活にも支障がでている。」
「保険会社から、約50万円での示談を提案されているが、これが妥当なのか相談したい。」
という、お悩みでした。
事件解決の詳細は、弁護士が、保険会社から一件資料を取寄せて検討した上で、協議することとして、ひとまず、ご依頼をお受けしました。
《弁護士の活動①~後遺障害等級「併合12級」の認定取得と「224万円」の先行回収》
弁護士は、保険会社は、後遺障害等級の認定がない前提で示談提案をしているが、
本件事故では、適切な手続を踏めば、後遺障害等級の認定が、あり得るものと考えました。
ただ、本件では、病院の診断書に「後遺障害の有無について」「なし」と明記されている、という問題がありました。
そこで、医師から、後遺障害の有無の点について、訂正を得て、
その上で、自賠責保険に、被害者請求の形で、後遺障害等級が認定されるべき旨を申し立てて、申請を行いました。
自賠責保険には、医師の所見の訂正があった旨の説明もしております。
弁護士申請の結果、
後遺障害等級「併合12級」が認定されました。
この時点で、後遺障害分の自賠責保険金224万円を先行して回収することが出来ました。
上記224万円は、通常の場合、最終の示談金に含まれることが一般的ですが、本件事故の解決においては、この時点で、弁護士が先行して回収しております。
《弁護士の活動②~保険会社との示談金増額交渉→示談解決》
後遺障害等級「併合12級」の認定を得た後、
弁護士は、あらためて、保険会社と賠償額の交渉を行いました。
後遺障害等級の認定が出ていますので、保険会社は、弁護士受任時の「約50万円」から大幅に増額した「約340万円」での示談解決を提案してきました。
大幅に増額はされましたが、弁護士が妥当と考える金額との乖離は大きく、
裁判所への訴訟提起か、交通事故紛争処理センターへのあっせん申立をする方向で考えていました。
しかし、弁護士交渉の結果、最終的には、
過失相殺10%を行い、かつ、保険会社が既に支払った金額と、弁護士が先行回収した224万円を除き、
保険会社が、新たに「約1000万円」を支払うという内容で、示談解決となりました。
弁護士依頼後に、弁護士が回収した金額は、
「224万円」+「約1000万円」=「約1225万円」となります。
弁護士依頼時の、保険会社の提示額「約50万円」から「約1175万円以上」、倍率にして「25.5倍以上」の賠償金増額が出来たことになります。