事例1115
交通事故示談★下肢骨折や鎖骨骨折を受傷してしまった熊本県内の男性につき、弁護士が保険会社との交渉により「合計約6595万円の損害額認定」を得て示談解決
ご依頼者:男性、熊本県内在住
当方の過失割合:当方50%→30%以下
後遺障害等級:併合8級
弁護士交渉による保険会社の損害認定額:約6595万円
※但し、最終示談額で調整したので、過失割合・損害認定額は曖昧となっています。そのため、保険会社内部での損害認定額は約6595万円よりも多額である可能性があります。
《いなば法律事務所にご相談・ご依頼を頂いた経緯》
ご本人様は、知人に、交通事故について、いなば法律事務所にご相談されることを勧められたとのことでした。
法律相談を経て、今後の後遺障害等級認定申請や保険会社との賠償交渉を含めて、ご依頼をお受けしました。
保険会社からは、ご本人様の過失割合が「50%」だと言われておられました。
《弁護士の活動①~自賠責被害者請求により、後遺障害等級「併合8級」の認定を得ました》
弁護士は、治療経過における月次の診断書等を取得し、内容を検討させて頂きました。
その上で、治療終了時期を見計らい、あらかじめ後遺障害等級が認定されそうな部位を絞って、
熊本県内の大規模病院にて、後遺障害診断書を取得しました。
後遺障害診断書取得後、
弁護士が、ご本人様の代理人として、自賠責保険に被害者請求の形で、後遺障害等級の認定申請を行い、
後遺障害等級「併合8級」の認定を受けることができました。
この時点で、後遺障害分の自賠責保険金として「819万円」を先行して回収しました。
上記819万円は、通常の保険会社との示談では、最終の示談金に含まれることが一般的ですが、
本件事故では、この時点で、先行して弁護士が回収しております。
《弁護士の活動②~保険会社との賠償交渉→示談解決》
後遺障害等級「併合8級」の認定取得後、
弁護士は、裁判例等を踏まえて賠償請求額を算出し、ご本人様との協議を経て、
保険会社との賠償交渉を開始しました。
交渉は、難航しましたが、訴訟対応することを踏まえた強い姿勢で交渉した結果、
・休業損害:約155万円(弁護士請求額どおり)
・傷害慰謝料(入通院慰謝料):約250万円(裁判基準の100%、弁護士請求額どおり)
・後遺障害逸失利益:約4395万円
・後遺障害慰謝料:830万円(8級の裁判基準の100%、弁護士請求額どおり)
など、合計「約6595万円」の損害額認定を得て、示談解決となりました。
保険会社が、当初、「50%」と言っていた過失割合も、最終的には「30%以下」となり、
認定損害額から当方過失対応分と保険会社が既に支払済みの金額、弁護士が先行回収した「819万円」を控除した残額「約3100万円」を保険会社から受領するという内容で、示談解決となりました。
弁護士依頼後に、回収した金額は、
自賠責保険からの直接回収「819万円」+最終回収額「約3100万円」=「約3920万円」
となります。