事例1017
交通事故訴訟★死亡事故・保険会社側弁護士の提示額「約2020万円」→弁護士依頼後「約4295万円」を回収して解決
被害者:高齢女性
事故発生地:熊本県内
事故態様:歩行中に自動車に衝突された交通事故
過失割合:保険会社側弁護士の主張「当方15%」→「当方10%」で解決
賠償額:①保険会社側弁護士の主張額「約2020万円」
②交代前の被害者側弁護士の主張額「約2345万円」
③いなば法律事務所の回収額「約4295万円」
《いなば法律事務所へご相談された経緯》
他の弁護士に事故解決をご依頼されておられましたが、
解決方針にご納得できない気持ちがおありとのことで、
いなば法律事務所に、セカンドオピニオンを求めて、ご相談を頂きました。
いなば法律事務所にて、事案を検討させて頂いたところ、賠償額はもっと高額でしかるべきと、考えられましたので、
ご遺族様に、その旨を、理由を付してご説明申し上げました。
また、
遅延損害金が回収できることなどからも、
熊本地方裁判所へ訴訟提起する方針が妥当と考えられる旨も、ご説明いたしました。
《いなば法律事務所へのご依頼と熊本地方裁判所への訴訟提起》
ご遺族様にて協議された結果、
改めて、いなば法律事務所に、事故解決のご依頼を頂きました。
ご依頼をお受けした後、
正当な賠償金額の算定を求め、熊本地方裁判所に訴訟提起を行いました。
裁判では、
・ご本人様の生活状況(家事をされていたことなど)
・事故現場の状況
などを詳細に主張しました。
立証活動の一環として、弁護士にて、
・知人の方からの陳述書の取得
・事故現場の現地調査
なども行いました。
《熊本地方裁判所の判断→判決による最終解決》
熊本地方裁判所からは、
加害者側が、ご遺族様に対して「約3675万円」を支払う旨の和解案が提示されました。
しかし、
弁護士にて検討し、かつ、ご遺族様と協議した結果、あくまで判決を求める方針としました。
熊本地方裁判所から判決がなされ、
・当方の過失は「10%」
・被害者様の年金は生活費に充てたあとも「7割」くらい残っていた
・被害者様が「家事を相当程度に行っており」その点は収入と評価されるべき
などの判断を頂きました。
加害者側(保険会社側)から控訴される可能性もあると考えていましたが、
結果的に、加害者側も判決に対して控訴しませんでした。
最終的には、
相手方保険会社から「約4295万円」を回収して、事故解決をすることができました。
保険会社側弁護士の提示額「約2020万円」から「約4295万円」へと、回収額を大幅に増額して、事故解決ができました。
ご遺族様の悲しみは消えませんが、
弁護活動において結果を出すことができ、少しでもご遺族様のお力になれたものと、考えております。