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交通事故★物損・無保険の加害者側が支払拒否した事故につき、弁護士が「合計55万円以上の賠償金」を回収して解決

2021/07/22

  • その他
被害者:女性、熊本県合志市在住
交通事故の概要:熊本県内における出合い頭衝突の交通事故
 
 
《本件交通事故の特色》
加害者が勤務していた会社も、賠償責任を負う交通事故でした。
ところが、加害者本人のみならず、使用者である会社も、いったんは賠償をする旨、被害者様に言っていながら支払をせず、更には電話も無視するようになりました。
(この会社の経営者の方は、マスコミに露出して、社会のために奉仕したい、というような話をしていました。)
 
このままでは、被害者様も泣き寝入りするしかないと思われました。
 
 
《弁護士による解決~①熊本簡易裁判所での判決取得》
本件交通事故では、タイムチャージ方式の弁護士費用特約がご利用になれました。
そこで、
「弁護士費用特約の範囲内で、できる限りのことをして欲しい。」
と、いなば法律事務所に、賠償金の回収をご依頼頂きました。
 
弁護士は、念のため、加害者側に連絡を試みましたが、
話し合いでは解決が困難と判断されましたので、速やかに、熊本簡易裁判所に訴訟を提起をし、判決を取得する方針としました。
 
加害者側は、裁判にも実質的に応じなかったため、当方の主張に沿った内容で、判決が出されました。
 
 
《弁護士による解決~②判決に基づく強制執行と現実の賠償金回収》
次に、弁護士は、判決(債務名義)に基づき、熊本地方裁判所債権執行係に強制執行を申立て、
加害者側の会社の銀行預金を差し押さえました。
 
すると一転、
加害者側の会社は、賠償額を支払ってきました。
賠償金の元本だけでなく、遅延損害金や執行費用もあわせて、合計55万円強を回収し、無事、解決となりました。
 
 
《弁護士のコメント》
無保険の車は、おそらく市民の方々が思っていらっしゃる以上に、走っているのが実情です。
任意保険に加入していないケースは様々で、
お金がないので節約して任意保険に加入していないケースもありますし、
お金がありながら、どうせ事故は起こさないし保険料がもったいない、という理由で任意保険に加入しないケースもあります。
例えば、軽トラックや二輪車は、後者のケースをよくみかけます。
 
いずれにしても、無保険車が相手方となった場合、賠償金の踏み倒しにかかるケースがかなりあります。
というのも、交通事故の賠償金は、すぐに数十万円、数百万円、場合によっては数千万円以上という金額になり、簡単に払える金額ではなくなるからです。

実際、本件交通事故でも、弁護士費用特約がなかった場合、被害者様は、
「確実に回収できるとは限らないのに、弁護士費用を支払うのは。」
と思われ、泣き寝入りをされた可能性が高いと思われます。
 
また、回収できる可能性が高かったとしても、費用対効果の問題もあります。
 
このような場合に、弁護士費用特約があれば、特約を利用して回収手続に進むことが可能になりますので、弁護士費用特約は、いざという時の保険として、お付けになったほうがよいと思います。
 
なお、弁護士費用特約は、どの保険会社でも同じと思われておられる方がほとんどですが、
保険会社ごとに補償内容や実際の運用が異なります。
このあたりは、本来、保険商品販売時に、詳しく説明されるべきと思いますが、現実には、ほとんど説明されていません。

交通事故を多く扱う弁護士として、交通事故をめぐる知識の普及も重要な任務と考えております。
その一環として、弁護士費用特約をめぐる知識も、順次、アップして参りたいと考えております。


《参考記事~本ホームページ「交通事故解決ガイド」より》
弁護士費用特約の実務④~弁護士費用特約をめぐる誤解と実際
https://www.5225bengoshi.com/guide/detail/masterid/87

(以下、順次、アップ予定です。》

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